別に不愉快なことがあったわけでもなんでもないが

人が訪ねてきたときやセールスマンが来たときなど、予定外の誰かや何かがやってきたとき、一連のやり取りのあと、「お忙しいところ、どうもありがとうございました」と言ってその場を後にする〆の台詞があるが、よくよく考えれば変だよな。
なぜ変かというと、忙しいからといって人と会わないわけではないし、ひまだからといって相手する義理などないからだ。「お忙しいところ〜」の台詞の裏には、時間があるなら自分の相手をするのが当然、とでもいう風な傲慢な意図が見え隠れして気に入らない。
本当にへりくだる気があるなら、「(時間を割いていただいたことに対して、と同時に)(あなた様のようなご立派な方が)私(ども)のような(とるに足らない)もののご相手をしていただい(たという事実に)て誠にありがとうございました」とでも言えばいいんだ。
busynessの多寡は応対の承諾や拒絶の理由にはならない。


「 面会謝絶
  アイタクナイトハオ前ノコトナリ 」
と玄関に張り紙して昼寝する。