Daisukeyの日記

安井大輔の日記です。

京都人類学研究会4月例会


奮ってご参集くださいますようお願いいたします。


【日時と場所】
日時:2010年4月22日(金)18:00開場 18:30開始
場所:京都大学時計台記念館国際交流ホール?
会場までの道のりは、以下のアクセス・マップをご覧下さい。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm
※終了後懇親会を予定しております。ぜひご参加ください。


【演題】ネイティヴの人類学と先住民:アイヌ言語学者知里真志保を中心に


【発表者】桑山敬己(北海道大学大学院文学研究科 教授)
【討論者】山田孝子(京都大学大学院人間・環境学研究科 教授)


【要旨】
 拙著『ネイティヴの人類学と民俗学:知の世界システムと日本』(弘文堂、2008年)におけるネイティヴとは、主に英語圏の日本研究における日本人であった。日本人はあくまで研究対象として扱われていて、日本人が日本について学問的に語ったり、そこから普遍的な理論を構築したりすることは期待されておらず、日本人は「もの言わぬ土人ネイティヴ」に過ぎない、というのが私の主張であった。それは27歳で渡米し、かの地で11年間の研究生活を送った私の体から出てきた、いわば悲痛な叫びであった。ところが、2003年に北海道に渡ってアイヌ民族接触を重ねていくうちに、まったく同じ構造が日本のアイヌ研究にもあることが分かってきた。支配民族の和人研究者によって調査され、分析され、描写され、ただ語られるだけの存在として扱われてきたアイヌ民族の窮状が、知の世界シ
ステムの周辺に置かれた日本人の窮状と二重写しになるのである。本発表では、アイヌ出自の言語学者北海道大学教授にまで上り詰めた知里真志保を事例に、先住民が学問とりわけ人類学の在り方に投げかける問題について考えてみたい。


【備考】
*事前の参加予約は必要ありません。
*当日は資料代として200円いただきます。
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に
 関心をもつ大学院生・研究者がその研究成果を報告する場です。
 どなたでも自由に参加いただけます。


【お問い合わせ先】
京都人類学研究会事務局
inq_kyojinken@hotmail.co.jp


泉直亮 野口真理子 山本佳奈 安念真衣子
濱谷真理子 平田生子 神本秀爾 黒田さくら
長谷川アリスン江実 朴眞煥 嶺崎由美子
安井大輔
京都人類学研究会代表 松田 素二