はじめて学ぶ文化人類学

はじめて学ぶ文化人類学 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

大石高典先生より、ご恵送いただきました(大石先生は環境人類学のウィリアム・バリーの項目を担当されています)。社会学に比べて、文化人類学の学史を学ぶ機会は少なく、講義や演習で断片的に聞きかじった学説や基本文献を学ぼうと思っても、手ごろな日本語文献はなく英語文献を探し尋ねる必要があり、僕自身、入門段階ではいろいろ苦労しました。その点で同じような方々にとって本書はとっても便利な一冊です。(研究史や基本概念を把握することが文化人類学を学んだことになるのかという議論はあると思いますが。)僕自身いまだに知識がちぐはぐな状態ですので、最新の潮流まできちんとフォローしている本書は改めて勉強しなおすのにたいへん勉強になります。ありがとうございました。