Daisukeyの日記

安井大輔の日記です。

サイレント・マジョリティとは誰か

こちらもナカニシヤ出版さんからいただきました。タイムリーなタイトルで、いわゆる「地域社会学」という言葉でとらえられてきた枠組みより広く考え直すという趣旨で書かれたテキストです。ありがとうございます。勉強させていただきます。

 

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現地を歩き、人びとと出会い、話を聞き、人びとの現実へと一歩踏み込む

地域に生きる人びとの「つながり」や多様性を捉え直すために。
すでに知っていると思い込んでいる個人と社会の関係性を改めて学び直すために。
そして、「地域社会」という言葉が覆い隠してしまう私たちの想像力を再び活性化するために。


本書で用いる「サイレント・マジョリティ」という概念も、いわゆるポピュリスト政治などを代弁することによって表象される多数派の人びとという捉え方とは異なる意味で用いられている。むしろ、「サイレント・マジョリティ」という概念に節合される人びとの声の多様性に耳を傾け、この概念の政治性や均質性を解きほぐしていくために括弧つきで用いている。……本書に記述された人びとの日常的実践は、私たちの日常に溢れている地域社会という言葉やイメージには包摂されないものである。ゆえに、地域社会という言葉を鍛え直し、より多様な意味を引き出してくれるに違いない。そのために私たちは、地域社会という概念ゆえに沈黙せざるをえない存在として認識されてしまう人びとの声に耳を傾け、地域社会を語ってもらう必要があるのだ。

 

サイレント・マジョリティとは誰か―フィールドから学ぶ地域社会学

サイレント・マジョリティとは誰か―フィールドから学ぶ地域社会学

 

 

日本語技法・日本語表現・日本語問題集

カニシヤ出版に行ったときに、編集の米谷龍幸さんにいただきました。ワークブックとして使えるものばかりです。文献講読やレポート作成の前段階として、文章を書く練習をする必要のある学生が多いので、そういう授業に使うのにちょうどいいです。こういった種類のテキストもいろいろあるんですね。ラインナップが広いことに感心しました。

 

www.nakanishiya.co.jp

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大学1年生のための日本語技法

大学1年生のための日本語技法

 
実践 日本語表現: 短大生・大学1年生のためのハンドブック

実践 日本語表現: 短大生・大学1年生のためのハンドブック

 
大学生のための日本語問題集

大学生のための日本語問題集

 

 

給食の歴史

 

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給食の歴史 (岩波新書)

給食の歴史 (岩波新書)

 

著書の藤原辰史先生にご恵投いただきました。昨年の『トラクターの世界史』(中公新書)、『戦争と農業』(インターナショナル新書)に続いての出版、おめでとうございます。共食は意義ある分野であるものの、対象やデータをどうするのかという方法の点でいろいろ難しいところがありまして、そこで給食というのはいい観点だと蒙を開かれました。藤原先生の目の付けどころはいつも本当に天才的だと思います。あと書く時間があって大変羨ましい。。。

岐路に立つ自営業

www.keisoshobo.co.jp

 

岐路に立つ自営業: 専門職の拡大と行方

岐路に立つ自営業: 専門職の拡大と行方

 

 

著者の仲修平さんよりお送りいただきました。仲さんとは、関西計量社会学研究会やSSM研究会でご一緒させていただいておりました。現在の労働や職業の社会学では珍しいテーマである自営業研究を一貫して続けておられる貴重な方です。本書では、計量社会学の立場から「誰が自営業になるのか/やめるのか」「自営業の職業構成はどのように変容してきたのか」「自営業はどのくらいお金を稼いでいるのか」という問いが究明されています。「自営専門職」への着目がオリジナルなところです。

もうけっこう前のことなので自分自身は忘れてましたが、学振のことなど、覚えていてくださっており律儀さに頭が下がります。どうもありがとうございました。

トラウマを生きる

 

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トラウマを生きる (トラウマ研究)

トラウマを生きる (トラウマ研究)

 

 

執筆者の澤野美智子さんからご恵投いただきました。澤野さんは、韓国社会におけるがん・乳がん患者を取り上げ、がんの恐ろしいイメージから実際にトラウマに関する症状が生じる過程を分析しています。

他の多くの章でもタイトルどおり重い事例が多く取り上げられ、背筋を正して読まないといけない気にさせられます。勉強になります。ありがとうございました。

 

はじめに

序 章 いま、トラウマを考える [田中雅一]

第Ⅰ部 概念の歴史

第1章 トラウマと精神分析
フロイトにみる「外傷」概念の分裂 [立木康介
第2章 プレ・トラウマティク・オーダー
―現代の一般化したトラウマについての試論 [上尾真道]
第3章 出来事とトラウマの在り処
―トラウマ論が示す歴史の方法論をめぐって [直野章子]
第4章 トラウマと日本社会 [樫村愛子
第5章 東日本大震災のトラウマの外と後で―「こころのケア」を超えて [花田里欧子]

第Ⅱ部 性と家族、共同体

第6章 社会性の条件としてのトラウマ
―イヌイトの子どもへのからかいを通した他者からの呼びかけ [大村敬一
第7章 アダルト・チルドレンの苦悩と回復 [木下直子]
第8章 女性への暴力、虐待、性暴力 [田中雅一]
第9章 トラウマ化された病い
―韓国社会におけるがん・乳がんをめぐる事例から [澤野美智子]
第10章 トランスジェンダーとトラウマ [高垣雅緒]
第11章 日本の都市部におけるHIV―シンデミクス理論を用いた文化人類学的分析
   [アンソニー・ディステファノ(桜井良太・萩原卓也 訳)]
第12章 クィアな記憶の継承―森井良「ミックスルーム」論 [岩川ありさ
第13章 スピリチュアリティのもたらす癒し
―「トラウマ」からの回復と人と人とのつながり [河西瑛里子]
コラム 女性のトラウマ経験と文学
  ―インド・パキスタン分離独立時の記憶と創作 [常田夕美子]

第Ⅲ部 他者/死者とともに生きる

第14章 トラウマと時間性―死者とともにある〈いま〉 [松嶋 健]
第15章 生き延びてあることの了解不能性から、他者とのつながりの再構築へ
―インド・パキスタン分離独立時の暴力の記憶と日常生活 [田辺明生
第16章 大きな物語に抗する―災害の経験と記憶 [金谷美和]
第17章 トラウマから架橋へ
―玉砕戦生還者の記憶がひらく新たな回路 [西村 明]
第18章 痛みを抱えた者が死ぬための場所
訪問看護ステーションひなたの看取りの経験 [西 真如]
第19章 喪われた声を聴きなおす
―追悼―記念の限界と死者との共在 [石井美保]

索  引

マンゴーと手榴弾

 

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マンゴーと手榴弾: 生活史の理論 (けいそうブックス)

マンゴーと手榴弾: 生活史の理論 (けいそうブックス)

 

 

岸政彦先生よりいただきました。いつもお世話になっております、ありがとうございます。『現代思想』などの各種媒体で書かれた論文やエッセーが収録されています。生活史調査の方法論について、「新たな理論のための中間報告であり、そのための発想やアイデアの羅列」であるとのことです。

はてなブログへの移行

来年にははてなダイアリーがサービス終了されるので、はてなブログへ移行しました。

2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い - はてなダイアリー日記

 

これからはブックマークは以下のリンク先にお願いします。

更新はたま〜に行う程度なままですが、どうぞよろしくお願いします。

 

daisukey.hatenadiary.jp