2006-01-01から1年間の記事一覧

12月の映画

<未見ならなにを差し置いても劇場に駆けつけるのがいいよ、と声を大にして言いたい、現在公開中の映画> 「http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html」 ・今敏ってすごい才能だ。自分の脳髄とこうも相性がよい作品に出会えるとすごく嬉し…

人間は

考えるから偉大だなどということはない、葦のように考えることしかできないというだけのことだ。

starvation

わけのわからない書きごとごと煮込んでシチューぐつぐつ死臭ぐんぐん ほらほらこれがぼくの骨だ 見えるかい 泣き声が 骨の叫びが こきりこきりと凍みていく 調べ物をしていて大学院の様子を撮影した動画を見ていたら、院生たちが自分たちのゼミについて語り…

映画感想メモ

頭の弱い田舎もののしょぼい誇大妄想のくせにその妄想すら中途半端な固有名詞を羅列しただけの予想を上回る底の浅さでつっこむ気すら起こらないウンコ映画「永遠の法」なんぞを観てしまったせいで、憤懣やるかたない俺と悪友の二人は銀座の「きじ」にてお好…

瞑せよ

10月26日に小島信夫氏が亡くなられていたことを知った。 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20061026i503.htm 2006年3月25日、世田谷文学館にて行われた保坂和志氏との対談を聞きにいったときにはじめて氏のことを知った(作品は文学史的には…

思わずPostIt貼った

狂気にはなれず、健康にはならず、われは神経症。 テクストの快楽作者: ロラン・バルト,沢崎浩平出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1977/04/08メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (28件) を見る 無礼千万&不遜充分におもわれるのを承知…

中原昌也のマリ&フィフィの虐殺ソングブック (河出文庫―文芸コレクション)作者: 中原昌也出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2000/10/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (77件) を見るはいい。 笑いが止まらない。よい。面白…

おもろい奴になるには

以前、会社でエスプリとユーモア (岩波新書)作者: 河盛好蔵出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1988/12メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見るを読んでいたら同僚に「この本を読んだらおもしろい人になれるの?」と聞かれた。 うーん…

”Because it is there.”と答えても答えなくとも山はそこにある

日本アルプスでの山岳救助ボランティア島崎三歩の活躍を描く『岳』は山の現実と魅力とを余すところなく伝えて、というより余計なもの(恋愛とか仕事とかその他もろもろのそれこそ下界の処々のことだ)が主体にならず「山」そのものを軸にしてぶれることがな…

願望

楽しいことは気が付いたときにはすべて終わっています。 あとは長い長い余白が待っているだけです。 はやく隠居したい。というかとっと余生に入りたい。 下町で古本屋の店番でもしながら日がな一日を過ごすのも悪くない。「おじいちゃんはもう年だから後はお…

カレー週間

先週の土曜日から毎日カレーを食べてます。毎度のことながらなかなか無くなりませぬ。ライスにかけたりパンをひたしたり納豆を混ぜたり、さまざまな工夫を試してはいるけれどいい加減飽きてきました。なにかほかにおもしろい食べ方ってないものかな?

大王映画評漫画

大王の映画評漫画が別冊ヤングマガジン紙上にて連載を復活するそうだ。*1 黒田硫黄の仕事「映画に毛が3本!」再開のおしらせ 当時の連載をまとめたもの↓映画に毛が3本! (KCピース)作者: 黒田硫黄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/09/10メディア: コミッ…

観月会のお誘い

来週は中秋です。名月を愛でるときです。中秋とは旧暦の8月15日。つまり読んで字のごとく、7・8・9月と続く秋のど真ん中の日のことです。新暦に直すと今年は10月6日です(満月になるのは10月7日)。 三渓園(原三渓という実業家が作ったからこの名前)という、…

崩壊の序曲 もしくは自己欺瞞という名の心理的対応

昼過ぎ、掃除を終えて一息つこうとお茶を飲んでいたら、部屋のどこかでメキリッと空気の割れる音がした。一番中身が詰まっている上、天板の上にもタウンページや雑誌を積み重ねておいてある隅の木製本棚を見ると立て板が少し傾いでいる。なんだか地面がたわ…

ある種の火種の作り方

以前、友だちから聞いた話を実況中継風に。 お母さんがカレーを作ってます。野菜と肉がいい感じで煮込まれてきました。ルーを割って投入しました。おおっと、カレーのいい匂いがしてきましたね〜。 と、そこに普段は書斎に篭りっきりのお父さんが台所にやっ…

悪いことは言わないから観に行くべし

映画「時をかける少女」は大変よく出来ている。 いま現在高校生じゃない人はおそらくかなりの確率で楽しめるはず。ものすごい皮肉屋である友人も泣いてたから、そのど真ん中の直球は多くの人の心のどこかに響くと思う。 いまぼくがこの映画を観て抱いた感想…

インとオーバー

前に読んだ『世界をゆるがした10日間』がよかったので、今度は長征後、国共合作前の中国共産党取材ルポ、エドガー・スノーの『中国の赤い星』を買った。表紙を見て気付いたことには、ぼくは原題をずっと"RED STAR IN CHINA"だと思っていた(正しくは"RED STAR…

京都100円生活

最近のマイブームは、料理の本を読みながら飯を食べること。色とりどりの料理のカラー写真や絵を眺めながら、夕飯をつつく。目の前のメニューがたとえキムチとご飯だけというしょぼいものであっても、満漢全席を囲んでいるかのような気分になれて大変よろし…

今日は今日とて

久しぶりに本屋に行ったらついつい買いすぎた。 「この本がほしい」と(心の)声がするから今日の晩飯キャベツ千切り 二桁超えると途端に列挙するのが面倒になるね。ということで紹介しようと思ったけどやめ。 (実際にこの世に存在するものであろうと虚構のも…

世界妖怪会議のこと

昨晩、広島から帰ってきた。妖怪会議は面白かったです。 参考→http://d.hatena.ne.jp/Daisukey/20060706 ↓中国新聞のTOP記事になっているらしい 地域・写真ニュース | 中国新聞アルファ 今回、神楽というものをはじめて見物した。基本は舞なのだけど、派手な…

供は文庫

明日からしばらく関西に出かけます。強行軍です。けれども我が家は幼時から深夜か早朝に数百キロ突っ走って目的地に着いたら車内で少し寝て日が昇って即活動開始に移るという、学生のスキー並みのタイトスケジューリングに旅行することが多かったので、それ…

一口3万目標3億

映画監督の若松孝二が連合赤軍の映画を作る制作費を募集しているそうです。 「『突入せよ』(映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』のこと)とも『光の雨』とも違う、あさま山荘の内側から、あの事件を描きたい」(若松孝二) ぼくはぜひ観てみたいのですがみ…

映画感想メモ

「太陽」 http://www.taiyo-movie.com/ 雰囲気映画。イッセー尾形は、我々がメディアという一枚の皮膜を通してから作り上げてきたであろう昭和天皇という一人の人のイメージ、すなわち「いかにもな感じ」を伝えるのがたいへんうまい。実証的か否かという問題は…

読書感想メモ

魔王作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/10/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 162回この商品を含むブログ (458件) を見る ずいぶん直截的という印象(メッセージ性が強いという意味ではなく表現がダイレクトという意味で)。 あとが…

帰国

昨日ハワイから帰国しました。今回の渡航は成田空港初体験でもありました。 ホノルルのダウンタウンの端に広がる古臭いチャイナタウン(百年前の建物がかなり残っていた)がレトロな猥雑さとでも呼ぶべき雰囲気で気に入った。孫文の碑とかはなかったけど、街中…

大王の帰還

今度の舞台はドイツだ。しのぶと師匠に代わりまして次なる主役はドイツ零年じゃなくてドイツ青年。つい最近祭りが終わったばかりだといっても、黒田マンガにはそんなことまったく関係なく時代は戦争前夜。(ワールドカップでないのはすでに描いていたからで…

HAWAII NIPPON

社員旅行で来週から一週間オアフ島に行ってきます。お土産が欲しい人は希望をメールかコメント欄にでもどうぞ。面白そうなもの教えてくれたらお礼も兼ねて探してきますよ(マカデミアチョコなんてあまりにもそのまんま過ぎて食い飽きているから無しだぞ)。 …

夏公開の映画

今年の夏に観たい映画。来月になったら行こう。 太陽光発電の価格,費用,補助金など!太陽光発電なう 映画「王と鳥」公式サイト 映画『 ゆれる 』公式サイト 時をかける少女

そういえば

アメリカのヒューストンを何かものが落ちる音だと思っていたことを思い出した。

夏神さま

帰宅したら夜半過ぎなのに昼間の熱のせいで床も畳みもホカホカだった。アチチ父。砂漠の民の父なるヤハウェもビックリの暑さだ。 ついに炎帝様の御到来じゃ。 夏なつ|三夏・九夏・朱夏・炎夏・炎帝 立夏から立秋までが夏で、その最も暑い時期(九十日間)を…