2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

観月会のお誘い

来週は中秋です。名月を愛でるときです。中秋とは旧暦の8月15日。つまり読んで字のごとく、7・8・9月と続く秋のど真ん中の日のことです。新暦に直すと今年は10月6日です(満月になるのは10月7日)。 三渓園(原三渓という実業家が作ったからこの名前)という、…

崩壊の序曲 もしくは自己欺瞞という名の心理的対応

昼過ぎ、掃除を終えて一息つこうとお茶を飲んでいたら、部屋のどこかでメキリッと空気の割れる音がした。一番中身が詰まっている上、天板の上にもタウンページや雑誌を積み重ねておいてある隅の木製本棚を見ると立て板が少し傾いでいる。なんだか地面がたわ…

ある種の火種の作り方

以前、友だちから聞いた話を実況中継風に。 お母さんがカレーを作ってます。野菜と肉がいい感じで煮込まれてきました。ルーを割って投入しました。おおっと、カレーのいい匂いがしてきましたね〜。 と、そこに普段は書斎に篭りっきりのお父さんが台所にやっ…

悪いことは言わないから観に行くべし

映画「時をかける少女」は大変よく出来ている。 いま現在高校生じゃない人はおそらくかなりの確率で楽しめるはず。ものすごい皮肉屋である友人も泣いてたから、そのど真ん中の直球は多くの人の心のどこかに響くと思う。 いまぼくがこの映画を観て抱いた感想…

インとオーバー

前に読んだ『世界をゆるがした10日間』がよかったので、今度は長征後、国共合作前の中国共産党取材ルポ、エドガー・スノーの『中国の赤い星』を買った。表紙を見て気付いたことには、ぼくは原題をずっと"RED STAR IN CHINA"だと思っていた(正しくは"RED STAR…

京都100円生活

最近のマイブームは、料理の本を読みながら飯を食べること。色とりどりの料理のカラー写真や絵を眺めながら、夕飯をつつく。目の前のメニューがたとえキムチとご飯だけというしょぼいものであっても、満漢全席を囲んでいるかのような気分になれて大変よろし…

今日は今日とて

久しぶりに本屋に行ったらついつい買いすぎた。 「この本がほしい」と(心の)声がするから今日の晩飯キャベツ千切り 二桁超えると途端に列挙するのが面倒になるね。ということで紹介しようと思ったけどやめ。 (実際にこの世に存在するものであろうと虚構のも…