糞便の美しさを語れぬものに芸術を語る資格なし などといってみる。http://d.hatena.ne.jp/Daisukey/20050517#1116341013 「誰しも知るように、むだで横道にそれた知識には一種のけだるい喜びがある。」 *1 *1:ホルヘ・ルイヘ・ボルヘス『幻獣辞典』（晶文社…

このごろ、チェーホフがお気に入り。染み入る。やはりユーモアはペーソスとともにあるのがふさわしい。 それにしても苦いなぁ。ああ苦い苦い。人生が苦いことなんて当たり前のことだが希望もまた味わい深く苦い。 トルストイが、あの嫌味な正宗白鳥が「ああ…

(古)本屋における探索対象人名リスト内田百輭 京極夏彦 高橋源一郎 保坂和志 矢作俊彦 加藤幹郎 中沢新一 西垣通 平岡正明 松岡正剛 四方田犬彦 ガストン・パシュラール ヴァルター・ベンヤミン ロラン・バルト ガルシア・マルケス J.L.ボルヘス ドストエフ…

群馬の万座温泉というところにスノボしに行ってきました。去年に引き続き今年もまたこけて吹っ飛びました。 去年は一回転半でしたが、今年は二回転半しました。天地が二回ひっくり返りました。頭の前と後ろがそれぞれ一回ずつ雪面と激しくrendezvousしました…

今さっき思いついた方程式 輪廻転生(body) ＋ 継続する一貫した意識(consciousness) ＝ 永劫回帰 またなんとなく ニーチェのそれは苦悩を経ないとたどり着けないもの(それは人生が苦であることを前提としている)として想定されているような印象を受け、いじ…

眠い。寝不足のゆえなり。 その元は、百年の孤独作者: G.ガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arques,鼓直出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/08メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 1,110回この商品を含むブログ (186件) を見る本を読んでいて就寝が遅…

日経新聞で連載されている私の履歴書。今月は北杜夫。昔と変わらずマンボウ節が快調。 この連載、僕はけっこう好きでよく読んでいるのだけど人が変わっても文体が似たり寄ったり（特に日本語圏外の人の場合、かなり似ている気がする）で、記者が書いているの…

久しぶりにストレートな映画を観た。スタンドアップ 工場と鉱山という違いこそあれ、アメリカのど田舎で過酷に働くシングルマザーという、「嫌だけど観てしまう映画」ベスト10には必ず入る悲劇ミュージカル『ダンサー･イン･ザ･ダーク』にまるでよく似たシチ…

横浜にも雪が降り始めた。軒先にゴミを出しておこうと外に出たらちらちら鼻にまとまりつくものがあって、よく観察したら小雪ともいえないようなちっちゃな粉雪だった。昨日一昨日と雨音もしないのに地面が塗れていたのはこのせいだったのね、と後付けながら…

今年最初の「なんじゃこりゃ」皇帝円舞曲〈第1部〉作者: 平岡正明出版社/メーカー: ビレッジセンター出版局発売日: 1996/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るhttp://www.villagecenter.co.jp/book/kouteienbu1.htmlhttp://www.amazon.co.jp…

寮のミゾ君から回ってきたバトン。恋愛を語ることほど時間の無駄はない、と思うんだが……みんな好きなんだねぇ。 恋愛とは流される状態であって、定常としての形態をとることはない。たとえて言うなら、川の流れである。その力の強さや水の量について語ること…

正月は冥土への一里塚 めでたくもあり めでたくもなし。 一休宗純.