2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

カフカと名乗った少年の物語

M・Kくんへ 借りていた『海辺のカフカ』を昨晩読了しました。ここ数年、村上春樹から離れていたのだけど、久しぶりに読んだせいか今までとは違った観点で読めました。変な表現だけどシンボルやメタファーが随分ダイレクトになってないかな。なんだか随分分か…

告知

来月にはぼくの誕生日がある。お祝いしてくれたらというわけではないけれど、当日の夕方日比谷まで来てくれる人にはEARTHSEAの物語を観る権利が生じます。先着一名限定。希望者は直接連絡求む。

ヨクアルコト

すぐれた悲劇とは、往々にしてそのもっとも悲劇的な状況においてなお喜劇的様相を呈するものである ペシミスティックなものの見方とはその胸中に暴発的な哄笑をも含んでいるもの(すなわち自己(事故?)をも他者として笑いの対象として捉える姿勢)こそが端正…

ひげがちっとも伸びない。顎はすぐ茫茫になるのに鼻の下だけ異常に速度が遅い。しかも薄いし。生え始め当初の計画では、大久保利通かリンカーンみたいなのにするつもりだったが、どうやらこの調子では無理っぽいと悟ったのでプロイセン風(カイゼル髭ってこ…

Father’s Day

ある会話。どこかで。 父「たしかにおまえが何を御所望でしょうと聞いてきたときワインがいいと答えはしたが、ポケット・ワイン・ブック 第6版 (ハヤカワ・ワインブック)作者: ヒュー・ジョンソン,辻静雄料理教育研究所出版社/メーカー: 早川書房発売日: 200…

似ている

帰りの電車でサザエさんのアナゴ君にそっくりな人を見かけた。口と髪型がそれっぽい人はよくいるが、鼻の右のいぼまであるとは驚きだ。といってもサザエさんキャラクターの中では一番見かけそうな人ではある。

in the floating mind

徒然なる事、其ノ二。 サッカーでないものがサッカーとなることについて。 商業神/土地神への祀りとしての阪神フィーバーなら分かるが、蹴球杯の盛り上がりが全国規模になるのはまったく分かりにくい(分からないとか下らないとは言っていないぞ(否定すること…

最近発見したこと

古本屋でお目当ての単行本が見つからなくても、単体でバラバラに売られている函入り・ハードカバーの全集の中に入っていれば、案外、というよりもほぼ確実に滅法安く、下手すりゃ文庫本一冊よりも低い価格で手に入れることができる。加重に耐えて帰る元気が…

秘する花を知る事

岩波文庫の青の作品番号1-1が何か知っている人ってどれくらいいるのだろう? 答えは花伝書ですよ。どういう基準でナンバリングしてるのか知らないけど、ふるってんなぁと思う。 そういや植物が自らの花を咲かせる原理を研究している友人がいたが、彼が言うに…

労働概念 マクロではなく極めてミクロに

徒然なる事、其ノ一。 労働自体となれば労働に対する不満も喜びもなくなるのであろう。 仕事をするのではなく仕事そのものとなること。いや、ここではより純粋な形態としてのlaborを追求するべく労働と称すのが適当だろう。では、労働者ではなく労働であるこ…

ごほんごほんといっても御本ではない

毎日毎日、雨が降ったり降りはせずとも暑くジメジメした空気の日ばかりで気が滅入る。季節の変わり目にはほぼ確実に風邪を引くが。それも周りの風邪ブームが一通り切りがついた頃に引く。つまり風邪の元が回り巡って最後に此方にやって来るということだ。こ…