最近のマイブームは、料理の本を読みながら飯を食べること。色とりどりの料理のカラー写真や絵を眺めながら、夕飯をつつく。目の前のメニューがたとえキムチとご飯だけというしょぼいものであっても、満漢全席を囲んでいるかのような気分になれて大変よろしい。
[(貧弱な)食事をしながら読むのに適していると思われるグルメ本]
(高価なばかりでちっともうまくもないレストランの紹介などせず地に足ついたメニューばかりで決してえらぶらないところがいい)
- 作者: 久住昌之,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1997/10/01
- メディア: コミック
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- 作者: 森田信吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: コミック
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- 作者: 内田百けん
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/09/18
- メディア: 文庫
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いしいひさいちの傑作『バイトくん』に出てきそうな習慣だけど、これは実際そのとおりで、ぼくが昔この4コマ漫画から覚えたことなのだ。極めて実践的な生活の知恵だ、と思う。それにしても『バイトくん』はまっこと貧乏生活(学生ではなくとも)のバイブルだ。ぼくがこのシリーズからどれだけのことを学んだことか、その恩恵は計り知れない。その数々の実戦を挙げよう。
たとえば、
・塩とコショウだけで食べるスパゲティ術。作る際「本場はこうして食べる」というのを忘れてはならない。
また、
・パンでごはんを食べる技。同工異曲のバージョンとしてレトルトのカレーにレトルトのハヤシをかけて食べる、もあり。
またまた
・ポテトチップスをおかずにごはんを食べたり、うどんスープでマカロニを食べたり、食パンにカツオブシで食べたり、といった応用例の数々。
そしてまた、
・1人前レトルトカレー4人分倍増法
あと食い物のことではないけれど、
・冬、セーターの下にTシャツを5枚着る
というのもある。
などなど、例示していくと枚挙に暇がない。
偉大なるかな被災地先生!!! 御名は讃えらるるべきべし。ハレルヤ。先生の教えに従ってきたら「どこでも生きてゆけそう」とまで呼ばれるまでになりました。このまま、まつ子(ののちゃんの母親)に何度撃退されてもしぶとく生き延び突撃を繰り返すハンス軍曹なみの生命力を誇るようになりたいものです。
- 作者: いしいひさいち
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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といったことをつらつら書いていたら、津市立西橋内中学校の同級生だったMのことを思い出した。Mは板前志望の男で、『クッキングパパ』と『美味しんぼ』をその当時出ている分を全巻そろえており、担任のK先生が外食ばかりで栄養が偏っているようだということを知ると、わざわざ自らの蔵書のうちから自分でも作れそうな数十冊分を貸していたものだった。
Mはその後、家庭科コースもある津東高校に進学した(ぼくは彼に誘われて、その高校の見学会にいっしょに行ったのだけど家庭科コースは女生徒が8割以上で、実習を見学した料理教室で女子高生たちに囲まれて妙にドキマギした思い出がある)はずだけど、ぼくが大阪の高校に行ったためその後の消息はとんと聞かない。彼は板前になれたのだろうか?