2015年SSM調査報告書

2015年「社会階層と社会移動に関する全国調査(SSM調査)」の報告書が、研究プロジェクトHP上にアップされました。どうぞご参照ください。

研究報告書
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/2015SSM-PJ/report.html


私は以下の報告論文を担当しています。

(単著)「食選択と社会階層―国産食品・オーガニック食品購入の規定要因―」第4巻『教育?』6章

(共著)「「日本のくらしと仕事に関する全国調査」の概要と調査設計」第1巻『調査方法・概要』10章



初めて参加した大規模社会調査プロジェクトでしたが、多くを学ぶことができました。勧誘していただいた太郎丸博先生、定住外国人タスクグループに加えていただいた竹ノ下弘久先生、拙い発表にコメント・アドバイスを多々いただきました教育1班のみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。

肉食行為の研究

肉食行為の研究 - 平凡社

肉食行為の研究

肉食行為の研究

 編者の野林厚志先生よりご恵贈いただきました。野林先生たちのみんぱくでの共同研究の成果です。僕も若手の人類学者の方々と野性獣肉の消費をめぐる共同研究班に入れていただいているのですが、肉食をめぐる深い森のなかを攻めあぐねているところで、とても参考になります。勉強させていただきます。本当にありがとうございました。


消費からみた狩猟研究の新展開――野生獣肉の流通と食文化をめぐる応用人類学的研究 | 国立民族学博物館

戦争と農業

戦争と農業 | インターナショナル新書

 藤原辰史さんよりいただきました。生産力が高くてすごいです。『食べること考えること』に続く一冊と言えるでしょうか、藤原さんの追及されているテーマが現代の問題と結び付けられて、より一般向けに書かれています。

トラクターの世界史

トラクターの世界史|新書|中央公論新社

 著者の藤原辰史さんよりご恵投いただきました。トラクターは修士課程時代から追いかけてきたテーマだそうです。「〇〇の世界史」は色々なものがありますが、その中でもなるほどこう来たか!という驚きがあります。しかし藤原先生の生産性にはいつも感嘆させられています。本当に勉強になります、どうもありがとうございました。

<土>という精神

『〈土〉という精神』ポール・B・トンプソン著 太田和彦訳、2017年8月、農林統計出版

“土”という精神―アメリカの環境倫理と農業

“土”という精神―アメリカの環境倫理と農業

 翻訳者の太田和彦さんにいただきました。勉強しないといけない農と食の倫理分野の第一人者のものです。どうもありがとうございました。

社会的企業への新しい見方

社会的企業への新しい見方 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

 同僚の米澤旦先生にいただきました。米澤先生と同じく大学生協にかかわっていた身として(私はちょっと院生理事をやってたくらいですが)、意を感じるところ大いにあり、たいへん勉強になります。

マンガ・アニメで論文・レポートを書く

マンガ・アニメで論文・レポートを書く - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

 執筆者の西村大志さんよりご恵投いただきました。西村さんは「第10章 食―ひとり飯にみる違和感と共感のゆくえ」で、『かっこいいスキヤキ』『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』『食の軍師』など久住昌之の作品を題材に、食べることのメディアの発信と受け止められ方(とその変化)について論じておられます。タイムリーな話題と社会学概念の結びつきが絶妙で、西村さんのお仕事はいつも本当に参考になります。
 食漫画でレポートや卒業論文を書きたいという学生もけっこういますので、ぜひとも読んで参考にしてもらおうと思います。どうもありがとうございました。