京都大学人文科学研究所のページから転載します。イベントは本人不在のまま開催はされるそうです。ムムム。
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人文研アカデミー
アントニオ・ネグリ氏の来日中止と「人文研アカデミー アントニオ・ネグリ講演『大都市とマルチチュード』」 の開催について
財団法人・国際文化会館の牛場記念フェローとして三月に来日が予定されていたアントニオ・ネグリ氏については、入国管理上の問題のため、急遽来日の中止が決定しました。経緯の概略については、以下の国際文化会館牛場記念フェローシップのHPを御参照ください。
http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/ushiba/index.htm
京都大学人文科学研究所では、ネグリ氏の来日に際して、人文研アカデミーの活動の一環として、京都大学時計台百周年記念ホールでのネグリ氏の講演会を主催すべく準備を進めてきました。その主催者として、招聘が決定した後、来日の直前になって、今回のような事態が生じるということは、意想外のことであり、また大変遺憾なことと言わざるをえません。
しかし、ネグリ氏はすでに、今回の京都訪問に際して準備された『大都市とマルチチュード』と題された原稿を私どもに届けてくださっています。また、当日登壇をお願いしていたコメンテーターの市田良彦・神戸大学教授、通訳の廣瀬純・龍谷大学専任講師のお二方は、これまでネグリ氏の著作に大きな刺激を受けながらそれぞれの仕事を展開されてきた、日本におけるネグリ氏のもっとも良き理解者でもあります。
したがって、人文科学研究所としては、きわめて異例のことではありますが、今回の催しについては、ネグリ氏不在のまま「アントニオ・ネグリ講演 『大都市とマルチチュード』」として開催し、ネグリ氏のテクストの日本語訳を読み上げるとともに、市田良彦、廣瀬純両氏をあらためてコメンテーターとしてお迎えして、ネグリ氏のテクストについて、さらには彼の不在の意味について、聴衆のみなさまと共に考える場とさせていただきたいと考えています。
講演会開催直前になってのプログラムの内容の変更となり、ネグリ氏の来場を心待ちにしていたみなさまに対してはまことに申し訳ありませんが、諸般の事情をご理解のうえ、どうかふるってご参加いただきますようお願い申し上げます。なお、末尾にアントニオ・ネグリ氏とジュディット・ルヴェル氏の連名の「日本の友人たちへの手紙」を添えますので、ぜひご参照ください。
記
日時 2008年3月25日(火)18時00分〜20時30分(開場17時30分)
場所 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
演題 アントニオ・ネグリ「大都市とマルチチュード」
(当日は原稿の日本語訳を読みあげます)
コメンテーター:市田良彦 神戸大学教授
コメンテーター:廣瀬純 龍谷大学専任講師
司会: 王寺賢太 京都大学准教授
定員 500名(先着順)
主催 京都大学人文科学研究所
共催 国際文化会館
問い合わせ先
京都大学人文科学研究所 総務掛
Tel: 075-753-6902
E-mail: z-academy の後に @zinbun.kyoto-u.ac.jp をつけて下さい