ブラジルのジャスピオン

 80年代、90年代に放映されていた東映メタルヒーローという子供向けの特撮シリーズがありまして、その中に「巨獣特捜ジャスピオン」という作品があります。ギャバンシャリバンシャイダー宇宙刑事3部作に続く第4弾なのですが、海を越えて日本の番組が放映されていたブラジルでなぜか大人気を博しました。番組を見ていた留学生の友人曰く、子供の間では日系人はみんなジャスピオンと呼ばれていたらしいです。
 以下、その友人に教えてもらったブラジルのファンが作った秀作ムービーです。銀河の野生児ジャスピオンがブラジルの農場で、大地の敵と戦います。教えてもらった際「必ず感動すると思います」と言われましたが、たしかにすごいです。格闘で痛めつけられた敵が最後の手段として巨大化したら、ふつうなら主人公はロボットに乗り込むのですが、ジャスピオンはそのまま等身大で戦ったりします。そういうテイストを上手に取り込んでいます。大変よく出来ているなあ。感動した。
 いまや茶道華道や武道でなく、ある意味こういったものこそが日本文化でしょう。突き詰めれば、「特撮番組にみるジャパン・カルチャーの受容」等のテーマで発表とかもできるかな。






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