読むと元気になる

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ハトのおよめさん(7) (KCデラックス アフタヌーン)

ハトのおよめさん(7) (KCデラックス アフタヌーン)




 以前の寮時代に、紹介されたとき寮生内では絶大な支持を受けていたものの、「なんでこんなんがアフタヌーンで連載されとんねん(怒)」とのたまうほど、僕にはこの作品のすばらしさが理解できていなかった。今となっては己の不明を恥じるばかりである。いまさらながら言わせてもらうけど、これはすごいぞ。榎本俊二の作品ですらくどいと言う某氏が「理屈ばかりのものはもういい。マンガはこういう衒いのないのが一番いい」と評していた心髄がやっと分かるようになった。考えないで描かれたものとしてはもっとも進んでいる。これぞ感性で読むマンガ。「うるせえ」「はとビーム!!」「ブッ殺す」などなど、頭の悪い中学生のようで実はそのとおりでもある、名台詞の破壊力とともに、ハトよめのすばらしさについてはいくらでも語りたいが、百万言よりも一見が何よりも重要。未読の方はぜひ一読を。