土地神話ゲーム

 実家で弟たちとゲームをしました。
 日本全国を電車で回り金を稼いで店舗・不動産を買い競争者を追い落として世紀末覇者ではなく鉄道王を目指すという、あこぎなゲームを。しかしなんでこの独占競争のメインキャラが桃太郎なんかね。よくわからん。


 ボロ負けしました。四時間以上の長丁場でまったくいいところなく終わりました。
 「金を持っている奴がにくい、心の底から憎い」ということが骨身にしみて分かりました。なるほど、こいつはたしかに友達関係にヒビをいれるには最適のゲームですね。


 それにしても少なくとも数回はプレイしたことがある(別に勝ったことはないが)ぼくがどうして初プレイの奴らに負けるのか疑問でなりません。ぼくがへたくそなせいでしょうか。
 「だれがこのソフト買ってやったと思ってんだ。スポンサーは俺だぞ」と自ら権威をかさにきた兄が悪いといえば悪いのですが、それにしても惨い。「君たちはこれからサービス業につくんだろう? この兄をお客様だと思ってそれ相応に扱ってみなさい。それくらいできなくてはこれからやっていけませんよ」等々、どれだけ口をすっぱくしてもまったく言うことを聞きませんでした。彼らには接待という心がけが欠けているとしか思えません。
 「いやいや、そういうわけには行きませんよ、おにいさん。やっぱいまげんざいお金持っている人がお客様ですよ。貧乏人はおとといきやがれ」
 もしお前が落ちぶれて金借りに来てもそっくりそのまま同じせりふを返してやる! 覚えてろ。


 もう二度とやるもんか。

桃太郎電鉄7 PS one Books

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