大阪府では識字教育についても事業が打ち切られることになるかもしれません。
以下、先日同様、岸先生のブログから引用します。
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★大阪府の「識字推進事業」継続を求める緊急集会にご参加ください
2008年4月25日 識字・日本語連絡会
2008年4月11日に、大阪府橋下徹知事直轄の改革プロジェクトチームが発表した「大阪府財政再建プログラム試案」において、「識字推進事業」が2008年8月以降は廃止という考え方が示されました。
現在、大阪府内には約220の識字教室や日本語教室が開設されており、これらの識字・日本語教室では、被差別部落出身者や在日韓国・朝鮮人、障がい者、中国帰国者やその家族、外国から結婚や仕事のために渡日した人たちが、近隣のボランティアと一緒に、生活に必要な文字の読み書きや言葉を学んでいます。
これらの教室では、読み書きや言葉の学習だけではなく、暮らしの中で直面する様々な問題についての相談が日常的におこなわれており、「情報弱者」と言われる人たちにとって、社会参加・自立・自己実現のために必要な場となっています。
だからこそ、これらの各教室どうしをつなぎ、活動を共有するネットワークの充実が必要であるということで、識字・日本語ネットワークの「要(かなめ)」として大阪府が先頭に立って設置したのが、「おおさか識字・日本語センター」です。
しかし、今回、大阪府が「識字推進事業」を廃止すると、おおさか識字・日本語センターは存続できなくなり、これまで大阪府内に作り上げてきた、識字・日本語ネットワークがバラバラにされてしまいます。
大阪府の橋下徹知事は、『「セーフティネット」は守る』と言いながら、最も不利な立場におかれている識字・日本語学習を必要としている人たちにとってのセーフティネットを破壊しようとしています。
知事に、識字・日本語学習の必要性を理解してもらわなければなりません。
そのために、識字・日本語教室の学習者、ボランティア等が集まる緊急集会を実施いたします。各教室からご参加くださいますようお願いします。
なお、集会終了後、大阪府庁に出向いて、府知事への要望書を提出する「要請行動」を予定しております。
日時:2008年5月17日(土) 午後2時〜3時半
場所:大阪市中央区大手前3丁目1番43号
ホテル プリムローズ大阪 <部屋名:鳳凰(ほうおう)>
地下鉄「谷町4丁目」1B出口から、徒歩1分。大阪府庁新別館の南側のホテルです。
内容:
1.大阪府財政改革プロジェクト試案について、
2.識字・日本語教室からの声の集約、
3.府知事への要請行動(府庁)
主催:識字・日本語連絡会
参加対象者:識字・日本語教室、夜間中学等の学習者
識字・日本語教室、夜間中学等のボランティア・講師など学習支援者
その他、識字・日本語活動に関わる人