教員は全員一度は下放されるべきだと言っていた人がいる。そこまでは(思っても)言わないけれど、教員たるもの、常に自己批判もしくは自己否定するくらいの気概は必要ではないだろうか。
一方、大学関係者、特に学生側にはアカデミックな対人関係を無自覚に上下関係としてとらえてしまう傾向があるように思える。それ以外の教育モデルというものをもっと考えてもいいと思う。上下関係を当然としてしまう学生の側にもハラスメントを発生させる土壌を作り上げてしまう責任があるのではないか。それは体育会的関係の本来あるべき姿、すなわち「忠臣は主君を諌める」という倫理から見ても望ましくないものだろう。
若い研究者も日和見主義に陥らず、こういう研究は大いにやるべし。それだけの価値はある。
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